かっさをお持ちなら頭と頭皮を擦ってみますか
私は来ていただいたお客さまの体を擦る仕事をしています。かっさを美容目的で使われる方が多いと聞いて、美容目的だけだともったいないと思いました。かっさを使って頭と頭皮をていねいに擦ると、スマホやPCを使いすぎの時代、目や頭の中の疲労を取ることができると思います。私はかっさを使っていませんが、擦ることは一緒です。かっさをお持ちなら擦ってみますか?
目次
かっさをお持ちなら頭と頭皮を擦ってみますか
私は普段、金の棒を使ってお客さまの体を擦っていますが、自分の頭が疲れている時やなんとなく重く感じる時は、自分で頭を擦るときがあります。もし、かっさをお持ちなら、ご自分で擦ってみると疲れが取れると思います。かっさは美容目的で使われる方が多いみたいですが、滞っているところを流れるようにすることで疲れも取れます。
ちょっとやってみましょうか?
もし、お化粧をするときの鏡があれば、その前で擦れば自分で場所を確認できます。
頭のてっぺんから髪が生えている部分を擦る
几帳面な方は、正確に「どこから」と思うかもしれませんが、自分で頭のてっぺんだと思う所を中心にして下に向かって擦ります。
頭に当てて擦る角度は、皮膚に当てた時に適当に刺激があって痛くない程度に加減してください。
私は器具をもって右手で頭の2時の方角から時計回りにはじめます。(写真)
上から下に向かって擦る
擦る方向は、頭のてっぺんから下に向かってです。ちょうど髪の毛に沿って擦ることになります。一度に擦る長さは、ご自分でこのくらいでよいなと思う距離でよいです。何度も繰り返して頭を擦るので、そのうち、感覚が変わってきます。
最初は大ざっぱでよいのです。
髪の毛が生えている範囲を擦るには、だいたいヘルメットをかぶった時に隠れる範囲を何回か擦って、後頭部はそれとは別に擦った方が擦りやすいと思います。
手が疲れたりやりにくい位置にきたら持ち替えて擦って下さい。2週目は痛くない程度にさらに強くして同じように擦っていきます。3週目はさらに強く擦ってみます。頭が軽くなったかなと感じるようになってきたらよい感じです。
もし、まだ足りないと感じたらもう一週してみます。大分頭がスッキリしてくるでしょう。強すぎると皮膚や髪を傷めることがあります。自分にとって弱すぎず強すぎない程度にしてください。
回数の制限はありません。ご自分が満足できるまでしてOKです。
頭皮を擦る
ある程度、擦ることに手も頭もなじんで来たら、次は、少し頭皮を観察してみてください。擦る長さを短くしてみると感じやすくなります。
このときは、感覚が伝わりやすいように、器具の細い部分を当ててみてください。私はいつも棒状の器具を使っているのですが、お持ちの道具でも細い部分はあると思います。
器具が当たると頭皮が冷たく感じたり、また、器具を持つ手に頭皮の固さややわらかさが伝わります。そして、器具を当てると、頭の中に伝わっていくような「効く」感じのする場所があると思います。そんな場所が見つかったら、器具をじっと当てたり、小刻みに動かしてみてください。
力を入れて押す必要はまったくありません。細いもので押すと圧力が強くなるのでよくありません。
当てて、小刻みに動かして、そんな場所を探しながら感じてみてください。
この場合も、擦る方向は、頭の上から下です。
仕上に頭をマッサージしてみるのもよいですね
昔、床屋さんに行くと、髪を切ってもらった後に、肩をもんだり頭をもんだりしてくれたものですが、あれは気持ちがよかった。頭の感覚が鋭敏になったところで、指を立てて頭をマッサージするのもよいですね。
一通り頭を擦り、頭皮を擦って来たので、ご自分でも何となく滞ったところが感じられていると思います。そこをマッサージすると気持ちがよく、よりすっきりすると思います。
頭をいつも擦っていると、頭皮がだんだん緩んで来るのが感じられるようになると思います。頭皮はいつも緩んでいるのがよいですよ。
まとめ
一通り終わって、頭の感じはどうですか?もし、足りないと思ったら、その部分をまた擦っても一向に構いません。ただ、何度も書いていますが、やみくもに力を入れてはいけません。器具を使っているので、それだけは注意してください。
頭のモヤモヤした感じがなくなったり、目の疲れが取れたり、場合によっては、仕事のし過ぎで感じていた頭痛が取れるとよいですね。