毎週のように通って来られる方、今週は頭痛がつらい感じでした

毎週通って来られる方が、いらっしゃいました。60代の女性のお客さまです。

もともとこの方は、自転車で転倒して右足首を骨折し、病院でリハビリ治療を受けていました。しかし、その治療期間が終わったものの、ギブスをつけていた足首が細くなってしまい、痛みもまだ残っていて、普段の生活にも支障をきたしていたそうです。

それで、どこか治療してくれるところはないかと探していたところ、以前、春日部市商工会議所が発行するトクトク・クーポン券にアイむさしやが出ていたので、ためしにかかってみようと来られたのがきっかけでした。平成24年6月のことでした。

それから5年8か月、毎週、旦那さんに車で送迎してもらって、慢性的な頭痛を始め、肩こり、便秘など、その時々の身体の気になる不調を解消して、快適な日常生活が出来るよう療術を行っています。

いつもの通りうつ伏せになっていただいて始めました。

頭部から器具を使って擦り始めると、今日も頭痛があるようです。左後頭部を擦りに行くと器具がチリチリと熱く、右側に移動すると反対にとても冷たく感じます。

お互い気心が知れているので、「今日は頭痛がひどいのですか?」「わかりますか」という会話から始まりました。

気になる部分を行ったり来たり、器具を置いて熱感を抜くことを3度ほど繰り返すと、だんだんと普段の心地よい温度が感じられるようになり、器具の滑りがよくなって来ました。

それから、頸椎から肩へと移動しながら器具を通して私に伝わって来る感覚を吟味していると、このところ肩の調子は良いようです。

妻は背中から腰に掛けて担当しているので聞いてみると、肩甲骨のあたりにいつも気になる箇所があるようで、擦ったり器具を置いて熱感を抜いたりを繰り返すと、いいあんばいになってきたようです。それで、下の方に移動します。

背中から腰に掛けては、面積が広いので広範囲を、いわゆるロングストロークで擦ります。そうすると患者さんは気持ちがよく、われわれにとっては氣の流れの悪い所を探すのに一番適している方法なのです。

そして、少しでもすべりが悪い箇所が見つかれば、今度はショートストロークに切り替えて、探索する範囲を狭く狭く探り出すようにします。これを繰り返して、丁寧に滑りの悪い箇所を探して行きます。

ふくらはぎ、ひざ回り、器具を円形に動かしながら探索しなければならない頭部など狭い場所では、小刻みに擦って滑りの悪い箇所を探してくことは慣れないと難しさがあるものです。しかし、丁寧にやっていけば必ず見つけることができます。

器具は先端だけを使うわけではありません。例えば、ふくらはぎは器具の腹を使って擦ることもあります。それぞれの部分を使って擦っていると、筋肉の硬さや冷感を感じるたびに繰り返し擦って行くと、だんだん安定した暖かさになり、滑りもよくなってきます。

次に、足首周りを丁寧に、ほうきでゴミを掃くように、また掃き残しのないように擦ります。

うつ伏せになっていただいた状態では、最後に足裏を擦ったり器具を置いて熱感を抜いたりして、身体にある余分な熱感を外へ放出します。滑りがよくなれば終了です。

次に、体を側面を上に向けて寝てもらいます。

まずは頭部からゴシゴシと擦っていきます。うつ伏せの状態でかなり邪魔になる「氣」を抜いているので、少し強めにゴシゴシしながらお客さんに心地よい強さで進めて行きます。

頭の次に、顔の側面を擦りながら首筋へ肩へと進めます。

妻は背中から腰に掛けて擦ります。私は腰から太ももへふくらはぎへと擦っていき、足首へ足裏へと進めます。残っている熱感のような邪魔なものを、器具の先端当てて抜いて行きます。

次に反対の側面を上に向けて寝てもらい、同じことを繰り返して体を調整していきます。

次に、仰向けになってもらいます。

滞る箇所が少なくなっているので、私は頭部から今までより少し強く、心地よい程度にゴシゴシ擦って行きます。

器具を両手に1本ずつ持って、器具の腹を使って顔の左右を撫でていきます。

お客さんは花粉症もあるようです。鼻の周辺は滑りが悪いです。擦って鼻の両脇に器具の先端を当てたら、ピューッと熱感が飛んでいきました。一発でスッキリしたようです。

次に顔を左向きにしてもらって、リンパの周辺を擦っていきます。疲れているとベタッと吸いつくような感じがしますが、今日はさっぱりとしています。

次に顔を右向きにしてもらって、顔から首筋に器具を当てながら移動して、あごの下にも器具を立てて擦ります。

風邪を引いていたりのどの痛みがあると滑りが悪いですが、今日は大丈夫です。

妻は胸の周囲を擦りながらさらに腹部を擦っていきます。今日は胃腸が疲れているようなので腹部は滑りが悪いといっています。

私は太ももから下へ下へと余分な氣を流して、足底部をゴジゴシよく擦って、きれいに取り残しのないように器具を当てて抜いて終了です。