慢性片頭痛、今日はよさそうです
毎週通って来られる方が、今日もいらっしゃいました。60代の女性のお客さまです。
前回は、顔色が悪い、体が冷たい、不眠、頭痛とのことでした。昨日は暑くて眠れなかったとのことでした。前回、うちに来た後、アドバイス通り体を温めて生活するようにしましたとのことです。
この方は長年頭痛に悩まされていて、病院で検査しても異常が見つからないという慢性片頭痛持ちなのです。
（画像はイメージです）
いつも通り、うつ伏せになっていただいて始めました。
目次
今日も少し頭痛があるそうです
頭から器具を使って擦り始めると、今日も少し頭痛があるように感じました。しかし、熱感がある場所と冷たく感じる場所の差がそれほど大きくないです。
チリチリ熱くなるという状態ではなく、むしろいつもより調子がよく感じるくらいです。
次に頸椎から肩へと移動しながら器具を当てていくと、調子は良いようです。背中から腰にかけて、器具の底を使って擦っていくと、いつものように胃の裏側がとても滑りが悪く、引っかかる感じが強くあります。
それで、横方向に行ったり来たり擦りながら2往復しました。そしてさらに肩から擦り始めて腰に向かって上から下へ全体を流していきます。
器具を通して私の手に感じる引っかかりが取れるまで繰り返します。
いつもは、このあたりで胃腸が動き出し、お腹がグーグー鳴り始めますが、今日は鳴りませんでした。しかし、これがこの方本来の状態なのです。
背中から腰は滑りがよい
背中から腰にかけては、面積が広いので広範囲を、いわゆるロングストロークで擦ります。そうすると患者さんは気持ちがよいそうです。今日は調子がよさそうです。
腰から下は妻の担当ですが、太もも、ふくらはぎとひざ回りを、器具を動かしながら底で擦っていくと調子よさそうです。
器具の腹を使って繰り返し擦っていくと、滑りもよさそうです。
私は、足首周りを丁寧に擦ります。最後に足裏を擦り、器具の先端を使って熱感を抜いて、滑りがよくなったところで終了です。
次に、体を横向きにして寝てもらいます。
私は、頭部からゴシゴシと擦っていきます。心地よい強さで進めて行きます。
頭の次に、顔の側面を擦りながら首筋へ肩へと進めます。
妻は、背中から腰にかけて擦ります。調子よさそうです。今度は腰から太もも、ふくらはぎへと擦っていき、足首へ足裏へと進めます。すべて調子よさそうです。
次に、反対側に横向きになってもらい、同じことを繰り返して体を調整していきます。反対側も調子よさそうです。
最後の仕上げは仰向けになってもらいます。
頭部から今までより少し強く、心地よい程度にゴシゴシ擦って行きます。器具を両手に１本ずつ持って、器具の腹で顔の左右を撫でていきます。
今日は、鼻の周辺は滑りがよくて花粉症は調子よさそうです。
次に顔を左向きにしてもらって、首のリンパの周辺を擦っていきます。今日はさっぱりとしています。
次に顔を右向きにしてもらって、顔から首筋に器具を当てながら移動して、あごの下にも器具を立てて擦ります。
先週の調子の悪さがうそみたいです
妻は腰から太ももから下へ下へと余分な氣を流して、足裏をゴジゴシよく擦ってから、先端を当てて抜きます。最後に二人で手のひらで払って終わります。先週の調子の悪さがまるでウソみたいな体の調子です。
体を温めたことで調子の悪さがずいぶんよくなったようです。しかし、いつでもこんな風にうまくいくものではありません。
この方も来週はまた調子が悪いかもしれません。よくなったりまた調子が悪くなったりを繰り返しながら、だんだん調子がよくなっていく感じです。
この方の頭痛の経過は、頭痛（原因がわからない）が持病の女性の経過でまとめて読んでいただけます。
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