首筋の痛みはよくなったようですが背中の張りが残っています
首筋の痛みにお悩みのお客さんが来られました。70代の男性の方です。今日で4回目の来店なので、首の様子をみるため、まず、立っていただいて、器具を首筋に当てて探りました。話を聞くと、首の痛みはなくなったとのこと。しかし、肩甲骨の下が左右とも滞っていました。頭には滞りは感じませんでした。よかったですね。
(画像はイメージです)
目次
首の痛みがとれてよかった
痛みがあり器具の引っかかりを感じた左側は、今日はよく滑ります。しかし、今度は右側の滑りが悪いです。お客さんに確認してみると、首の痛みはなくなり、とても調子が良くなったとのこと。
「本当にこの器具でよくなったんですか?」と不思議そうにしていました。
毎回、見たこともない器具で全身を擦られているのですから、不思議に思われるのはよく分かります。
いつものように、うつ伏せになってもらって、私は頭から下へ、妻は背中から下へと移動しながら器具で擦っていきます。
頭から探りながら下へ擦っていくと、特に熱感もなく、心地よい暖かさなので調子が良いようです。
首筋は最初に立っていただいて擦りましたが、ていねいに探る必要があるので、もう一度、右首筋と左首筋を交互に擦っていくと、最初に器具を当てたときの感覚と違い、両側ともに滑りが良くなっています。調子がよさそうです。
肩甲骨の下が左右とも滞っています
次に、背中から腰のあたりまで擦っていくと、前回と同じように左側の肩甲骨の下から25~30センチくらいの範囲で滑りが悪く、まるで肉を張りつけたような盛り上がりと硬さを感じました。
前回は、この場所に痛みを感じていたのですが、今回は痛さはないようです。熱感もありますがひどくはありません。器具の底を使ってほぐすように擦りを繰り返します。
次に右側の肩甲骨に移動すると、ここにも15センチくらいの範囲ですが、同じような盛り上がりと硬さを感じました。両方の背中を底を使って擦りながら下へ下へと腰の方に流していきます。
一度では熱感が消えないので、同じ動作を何度か繰り返しながら下へと流します。落ち着いてきたところで、器具の先端を当てて熱感を抜き、腰まで下げたところで、妻に足裏から熱感を抜いてもらいます。
滑りが悪いところは範囲は広いですが、強くチリチリとした熱感はないので、ひどい状態ではないと思います。ただ、硬さと筋肉が盛り上がった感じがあるため、そのことをお客さんに伝えて、念のため、一度病院で診てもらうことをおすすめしました。
私と妻で身体全体に残っている熱感を何度も手のひらで払い、おさまったところで側面に移ります。
頭部には問題を感じません
今度は左横を向いてもらって、また頭から擦り始めます。
頭から、体の温かさは感じますが、気になる熱感はありません。顔を擦り、首筋を擦るとなかなか滑りが良いです。
このように姿勢を変えて最初から擦り始めた時に滑りが良いと、仕事がうまくいっているなと確認できます。
その後、右横向きに姿勢を変えてもらいましたが、右側も調子よいようです。
妻も、背中の滑りがよくなかったところをやはり擦っています。聞いてみると、だいぶ滑りがよくなり、体の流れがよくなった様子です。
それを確認して、次に進めます。
仰向けになってもらって、また頭から足へと擦りながら流していきます。体の表側では滑りが良く調子がよさそうに感じました。
最後に足裏を擦った時も大量の熱感は感じないので、先端を立てて少しずつ熱感を抜いて行き、最後に体全体に残る熱感を二人で払い、今日はこれで終了です。
この方の経過は、首筋が痛くて来られた方の経過をお読み下さい。